2004年04月04日

分類分け

世の中には、半導体の教科書やら、それこそ大学の講義で使われているような本がいっぱいあるし、それに加えて今ではインターネットのような便利なものもあるから、検索すれば一発で有用な情報を得られるだろう。でもまあ、この半導体講座は僕が30代半ばで引退するまでに、いくつかの会社でやってきた勉強会の私塾的な講義の内容をトレースすることにしようと思う。当時はそれなりに好評であり、成果もあった。で、本題だが。
初回には詳しく触れなかったが、半導体には種類の分け方がいくつかあり、その代表的な一つは、材料によるものである。一つは1種類の原子から成り立つものである。その代表作はSi(シリコン)である。ほかにもGe(ゲルマニウム)やC(ダイヤモンド)などがある。で、もう一つは化合物半導体と呼ばれるものである。これにはGaAs(ガリウム砒素)、GaN(窒化ガリウム)、InP(インジウムリン)などなどがある。
さらに、電気的な分け方もある。これは真性半導体と不純物半導体と呼ぶ分け方である。まあ、これは単純に不純物が混じっているか、混じっていないかだけなのでそんなにたいしたことはない。
もう一つ、光学的(エネルギー的というのかな)な意味で直接遷移と間接遷移半導体ってのがあるけど、これはエネルギーバンドとかの話がわからないと全くちんぷんかんぷんなので、「ふーん、エネルギーバンドって何だろう」ぐらいに思っていてくれればよい。

さて、これからはこれらの中で今最もポピュラーで代表的なSi(シリコン)半導体について話を進めていこう。
まず始めは、上に述べた真性半導体と不純物半導体から話をスタートするとしよう。Siについてやるというのだから、単体の半導体と化合物の半導体の区分けはほっといてもいいし、エネルギーバンドもわからないのだから、直接遷移も間接遷移もほっといてよい。
だから、真性と不純物ということになる。続く。
posted by ピッコロ大魔王 at 23:36| Comment(3) | TrackBack(0) | 物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

今、就職を考えている理系大学生のatabekiと申します。教授に半導体の会社を薦められたのですが仕事内容や職に就いてからの生活環境などについて気になっています。もしよろしかったらお教えいただけないでしょうか?

この講座、ヘッポコ学生の私には大変役に立っております(笑
Posted by atabeki at 2004年08月31日 16:23
atabeki様

コメントありがとうございます。

ひとくちに半導体の会社といってもいろいろありますからねえ。半導体のデバイスを作っているいわゆるデバイスメーカというのであれば、技術系の場合大きく分けて現場(工場)と研究所といった感じになるでしょう。

まず工場の場合は、最初は右も左も分からないのでどうってことないでしょうが、それなりに戦力になってくると結構忙しくなるでしょう。なんせ、こっちの都合で工場は止まってくれないので。当然残業なども多くなるでしょう。仕事の内容は流れている製品の担当になるか装置の担当になるかで大きく違いますが、他にも品質管理(QA,QC)などの職場も技術系ですし、少ない紙面では説明しきれません。

研究職の場合は、大学での研究の延長線上みたいなものだと思えばよいですが、特許のノルマとか余計なものがくっついてきます。ただ、10年前ぐらいから研究も直接製品につながるようなものでないとなかなか認められないような傾向になってきていて、純粋な研究職というのは減りつつあるでしょう。

生活環境は配属された部署、赴任地によって大きく違うので一概には言えません。

半導体の会社を選ぶかどうかは別にして、まだ若いのだから細かいことは気にせずに、当たって砕けろで社会に出て行くのが良いんじゃないでしょうか?
Posted by ピッコロ大魔王 at 2004年08月31日 18:10
ありがとうございます。参考になりました。
Posted by atabeki at 2004年09月01日 09:06
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